【健康予防】90歳になっても歩ける動けるからだのつくり方

〇はじめに

サザエさんのお父さんである波平さんの想定年齢をご存知ですか?
諸説あるのですが、一応、なんと 54歳といわれています。
しかも。。。。55歳が定年という設定なのです。

昭和45年の男性の平均寿命はちなみに69.84歳でした。
しかも、今は男性80.98歳です。

約11年延びたことになります。
遺伝子などの研究により、昭和時代に発症すれば必ず死ぬといわれた癌の治療も、今は薬などで治療をし、仮に、直せなくても、進行を抑えることにより、延命できるようになりました。

そんなことから、人生は100年といわれています。
一方で、普通の生活ができるといわれる健康寿命と平均寿命の問題もいま浮き彫りになっています。
この図を見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか。
健康が失われた状態で過ごす期間が男女平均で約10年ほどあるのです。
薬や治療技術の発達で、命を伸ばすことはできましたが、いわゆる健康という日常生活に支障がない状況で生活できる状態と差がでている現状があります。

この差を埋めるためには日頃の生活から出来ることがあるのです。

大事なのは自分の健康を管理して健康寿命を延ばすこと。これによりいつまでも自分の思うように体が動くシニアライフを送ることができるのです。

 

〇リハビリテーション職に就く者が世の中に貢献できること

理学療法士としての経験の中で言えることは、人間は60歳までの体の機能は普通に生活しているだけでも概ね維持することは可能です。しかし60歳以上になると、人によって体の機能に大きな差が生じてくると感じています。例えば、いくつになってもゴルフができるほど活動的に動いてる人がいる一方で、活動性が低く歩くのも億劫になっていく人、寝たきりになっていく人がいます。

この原因として、60歳を超えると人間は急速に体が硬くなったり、変形してきたり、筋力が弱くなったりすることと関連していると思われます。このことを把握し、体が衰えてくる原因を取り除く方法を知ることは、健康寿命に大きく寄与できると思います。

老化は待ってくれません。「寝たきり」や「要介護状態」になることは、単に加齢、病気、怪我が原因ではありません。確かにきっかけはそれらであることが多いのは事実です。しかし、最も大きな原因は体を使わない生活を続けた結果による「体の衰え」なのです。
40代以降は何もしなければ、体は少しづつ硬くなっていき、毎年1%ずつ筋力が減少していきます。何もしないで衰えを待っているのか。。。今から少しずつ始めていくのか。。。

それでは何によって運動機能が衰えていくのかを知ることはとても大切なことです。

私たちリハビリに従事する者は、年をとると「どこが硬くなるのか」「どこが弱くなるのか」「どこが変形してくるのか」「どの機能が衰えてくるのか」そういったことを医療的視点で一番よく知っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇加齢によってどこが衰えやすいのか

 

加齢に伴って衰える運動機能は3つに集約できると思います。
その3つは、「柔軟性」「筋力」「バランス」です。

たった3つと思われるかもしれませんが、全身のすべての部位でこれらの機能が衰えていくのです。そして実際にはこれらには最も衰えやすい部位があり、それらを維持することで全身の運動機能が維持しやすくなるのです。

それではなぜ体は硬くなりやすいのか。体の柔軟性に関わる組織はいろいろあります。筋肉、靱帯、関節包、腱、脂肪体などなど。これらは軟部組織といい、関節を動かしたり安定させてくれる役割があります。これらはコラーゲンやエラスチンというたんぱく質が多く含まれ、これによりゴムのような柔軟性がつくられます。これらが加齢により変化して硬くなるのです。新しい柔らかいゴムが劣化して硬くひび割れしやすいものをイメージするとわかりやすいと思います。この中でも筋肉より関節周囲の靱帯、関節包、腱、脂肪体の方が硬くなりやすく、初めに手を打つべきところです。
また硬くなりやすい部位は、「体幹」「股関節」「膝」ですが特に重要なのは「体幹」です。これらは伸びす方向への可動性が小さくなるのです。このため各部位が曲がる方向に変化して伸びにくくなるのです。

 

 

 

 

 

 

人は重力に逆らって生活しています。そのため意識しないと丸くなりつぶれやすいです。しかし本来スッと伸びている姿勢が一番体に無理なく負担なく動きやすい状態なのです。
またこの体幹、実は肋骨に囲まれている部分(胸郭)周囲が特に硬くなり衰えやすく、ここから全身の柔軟性低下、筋力やバランスの低下につながりやすいのです。そして本来、胸椎は動くべき部位なのですが肋骨に囲まれていて安定しているので動きにくくなっているのも事実です。
反対に腰椎はあまり動くべき関節でないのですが、肋骨などの支えがなく動きやすいため不安定になりやすいのです。すなわち動くべき胸椎が動かなく安定すべき腰椎が動きすぎる。こうした動きで日常生活を送ることで腰椎の負担が積み重なり腰痛として出現しやすいのです。これは一般人でもスポーツ選手でも同じです。

 

〇綺麗な姿勢、痛みなく楽な体で生活をおくる→その体つくりに最適なのは「ピラティス」という運動です

 

本来人間が持っている体を痛みなく疲れにくく効率よく動いていくのには、「ピラティス」が最適な運動です。
ただ筋力をつける、やった気になる、ダイエット目的に闇雲にエネルギー消費する筋力トレーニングではなく、関節は柔軟に力はスムーズに各部位が連動して動き、今だけでなく将来的にも姿勢よく痛みなく楽に動ける体つくりを目的にするのがピラティスです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇ストレッチポールという円柱のローラーを用いて、このピラティスを少しずつ体験いただいております。

筋力を多く使うトレーニングではなく、一度でも体幹が動く、背筋が伸びる感覚をお気軽に体験してみませんか。

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