首や肩こり、腰痛など関節痛がでてきたならば【ピラティス】ですよ!

最近「体幹」や「コア」、「インナーマッスル」という言葉をよく耳にしませんか。ピラティスはこの体幹を鍛えるためのエクササイズであり、体幹がしっかりしてくるとスポーツのパフォーマンスだけでなく、私たち一般人においても体が楽になる、疲れにくくなる、痛みがとれるなどの効果があり非常に注目されています。

今回はこのピラティスを通じて、人の体の進化や根本に必要な体の機能についてお話をしたいと思います。

 

〈目次〉

人の進化と効率的な体の関係

我々一般人が楽な体で健康に年を重ねるために必要なこと «ウェルネスピラミッド»

ピラティスと健康の関係

 

〇人の進化と効率的な体の関係

人は2足歩行ができ、その2足歩行の最大の特徴がエネルギーの効率化です。直立姿勢そのものもとてもエネルギー効率が良く、寝ている状態と比べても7%しか高くありません。これが直立の意味であり、いかに筋力を必要としないかがわかると思います。

歩行では、チンパンジーなどのナックル(4つ足)歩行では2足歩行に比べて約35%もエネルギーを必要とします。

このように我々人は、移動に関して効率性をとても重視して進化してきました。ここで節約されたエネルギーは脳へ回され、体重量の3%しか過ぎない脳は、全体の3割近くのエネルギーを消費し脳を発達させ文明を築き上げてきました。

理想的な体や運動は、動きが効率的であり、必要最低限のエネルギーで動けることです。ピラティスもこの機能的な体と運動を目指しており、ダイエット目的にやみくもにエネルギーを消費する運動とは一線を画しています。関節は柔軟に、力の伝達はスムーズに、一か所に負担をかけるのではなく体全体が連動的に働き、目的とする運動を遂行する。これが目指す効率的で楽な動き方と体の基礎になります。疲れる、やった気になる負荷が高い運動でなく、人の体の基本である体がスムーズに動く、楽に出来るトレーニングなのです。

〇我々一般人が健康に年を重ねるために必要なこと «ウェルネスピラミッド»

体の機能が資本のアスリートは別ですが、我々一般の人は、日常生活ではそれほど最大筋力を使いません。

それにも関わらず体が硬くリラックスできていないのは、まず体を大きく動かす筋肉が働く前に関節を守る筋肉がうまく働かず、動かすのに楽な筋肉を主体で使いその運動パターンが決まってしまっているからです。体を柔軟に使うのではなく、部分的な箇所に負担がかかる動きとなり、そのため関節周囲や筋肉が硬くなり痛みになるケースが殆どなのです。

筋肉UPという点では筋トレも悪くないのですが、体に高い負荷をかける前にやるべきことは、関節が柔軟に思い通りに動くこと。そして運動では一つの部位だけでなく体全体で動けること。これが大切な要素なのです。

下の図をご覧ください。以前にこのブログで紹介しましたウェルネスピラミッドです。

アスリートに限らず老若男女ふくめた一般人にも当てはまる、体の概念です。

一番上には健康的な日常生活(仕事、家事、家庭、趣味など)、その生活を支える真ん中は体力(疲れにくい体、体力、筋力、バランス、持久力など)。日常生活を支える一番下の根本的な土台は、痛みがない体であり、そのためには関節が安定して柔軟に動くこと。姿勢や動作が安定していること。これが一番最初にやるべきであり、健康に過ごし年を重ねていくには最も大切な要素なのです。

 

 

 

 

 

 

〇ピラティスと健康の関係

ピラティスとはなんぞや?と思う方もいらっしゃると思います。どんな運動なのかは次回に簡単ながら説明したいと思います。

今回はこのピラティスを行うことで私たちの体にどのような健康によい影響が起こるかをみていきましょう。

①ピラティスによる体幹、コアの強化

ピラティスは「体幹・コア」の強化に注目しています。体幹とは体の中心、つまり胴体のことを言います。姿勢の保持やあらゆる動きの土台となる部分です。またコアとは、この体幹にあるインナーマッスル(深層筋)のことを示しています。お腹の前から横を覆う腹横筋、背骨一つ一つをつなぐ多裂筋(脊柱起立筋)、下部肋骨・胸骨・腰椎を結ぶ横隔膜、恥骨と尾骨をつなぐ骨盤底筋群の主に4つの筋群から構成されており、これらは腰や骨盤、背骨などを支える役割を担っています。〈下図参照〉
ピラティスによってコアを安定させることで、体の土台である体幹をしっかりとつくることができるのです。
動作をするときには、このコアが最初に働き体幹を安定させてから腕や足の大きく動かす筋肉が働くのです。しかし腰痛がある方は、このコアの働きが弱く体幹(腰部)が安定しないままで大きく負荷が高い動きをするので、腰部の負担が大きくなり、これが積み重なることで腰痛になりやすいのです。肩こりや40,50肩も同じです。肩周囲のインナーマッスルの働きが弱いので、腕を動かす大きな筋肉が優位となり筋肉のバランスが崩れて、関節に歪みや負担がかかり上記のような症状がでてくるのです。

ピラティスはこの関節を守るインナーマッスルと身体を大きく動かすアウターマッスルのバランスを整え、筋肉や骨、関節、内臓にも負担を軽減した体の使い方を学べる自重運動なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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